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ドイツの紅茶を現地っぽく飲んでみよう!

 

■ドイツの紅茶をおねがい!!

2006年ドイツワールドカップに、友達の925さんが行くというので、「それなら是非紅茶をお土産に欲しい!」と無理やり頼みこみました。

ドイツに暮らしている人達が、普段飲んでいる紅茶を知りたかったので、「スーパーマーケットで売っている紅茶がいい!」と注文をつけ、更に「売り場の写真を撮ってきて欲しい」とちょっと迷惑なお願いまでしちゃいました。

925さんは紅茶好きでもなんでもないので、ブランドの指定はしませんでしたし、「Made in England」でも何でも良いと言いました。
もし、ドイツの紅茶売り場では英国製の紅茶が幅を利かせているとしたら、その紅茶が良いからです。

果たして、どんな紅茶を買ってきてくれるのかとても楽しみです。

 

■2006ドイツワールドカップ

ワールドカップの雰囲気が伝わる写真も撮ってきてくれました。

925さんいわく、「ドイツはチャリンコ族には向いてるよ。バスにも電車にもたたまないで、積み込めるようになってるし、どっから来たんだろう?と思うようなお婆ちゃんとかが、チャリンコでいるし、なんかいい感じ。残念ながら写真を撮ってないけど」

サッカーの試合についてはあまり多くを語りませんでした。925さんが観戦したのは1-3で負けた日本vsオーストラリア戦だったからです。

 

■ドイツの紅茶売り場

「紅茶売り場の写真を撮っていたら、もう店を閉めるといわれたよ〜」
そんな状況の中写真を撮ってくれたのがこれ。 マインツの「Kaufhof」というお店です。
フランクフルトにも有るんだって。

この店は一応デパートなので、かなり品揃えが豊富だとか。
写真を見ると確かにスゴイ種類だね!それに東京や横浜の輸入食材屋さんでは見かけない紅茶ばっかり!!
ドイツではフレーバードティー(香りを着けた紅茶)が多そうだね。バリエーションも豊富そうだなぁ!

やっぱり、写真撮ってきてもらって良かった〜。ドイツ、面白いなぁ!パッケージの色がキレイだし。

何故スーパーマーケットでなく、デパートで紅茶を買ったかというと、ドイツ戦のあった翌日は午後2時以降にならないと店がオープンしなかったり、街中全部が休んでたりと、日本では考えられないような状況だったそうです。

925さんがワールドカップ中に滞在したマインツという街だけでなくフランクフルトも開いてなかったのできっとドイツ全土、そんな状態だったようです。
「 ほんとエライ目にあいました。」

ワタシのわがままのため、コウチャリンコのために苦労を掛けました。
感謝!感謝 !であります。

 

■これがドイツ土産の紅茶だっ!

「宿の近所にあったスーパーではこの売り場の1/3くらいの面積で、お土産に買った紅茶もあったから、きっと比較的ポピュラーな紅茶だと思う」とのこと。

そんな苦労をしつつ、925さんが買って来てくれた紅茶がこれ。

「なんか有名な紅茶とかもあったかも知れないけど、とりあえずデュッセルドルフ産と書いてあった紅茶で、 言われた通り、最も普通っぽいのを買ってみたよ」

おぉ!バッチリだよ!素晴らしい!!

 

■全部ドイツ語。1行も英語は無し!

パッケージの絵から察するとキャラメルのフレーバーが付いている紅茶らしい。アメリカで食品を買うと英語の他にもいくつかの外国語で説明文が書かれてる事が多いけど、ドイツは違うんだね。

「キャラメルフレーバーを買っていたとは・・・絵をてっきりパンだと思ってて、朝食向けの紅茶なのかと思ってた(笑)」
と、925さんは言ってました。確かに食パンにも見えるね。

パッケージに書かれてる文字が全部ドイツ語。1行も英語は無し!

ドイツの紅茶会社の紅茶だと思われます。
TEEKANNE」が社名で「SHWARZER TEE」というのがブランド名。

ドイツ語読めないので、アルファベットの綴りから想像力を働かせて判断すると、「TEE」は紅茶の事なんだろうな。それで、たぶん「創業1882年の老舗」。さすがに想像力だけでは茶葉の栽培地までわからないけど。(笑)

 

■軽ーく考えていたら、そうはいかなかった!

紅茶はその国の水に合わせて葉を刻んだり、ブレンドするという話が有るので、やっぱりドイツの紅茶はドイツの水で淹れたい。
なるべくドイツ人が普段やっている状況に近いやり方で紅茶を淹れて飲んでみたい!!

「輸入食材屋に行ってドイツのミネラルウォーターを買ってくればいいや」と軽ーく考えていたら、そうはいかなかったのです。

なんと輸入食材屋さんにあるドイツのミネラルウォーターはどれも炭酸入り。ジュースじゃなくて、ペリエみたいな水に炭酸が溶けてるだけの甘くないやつね。家に帰ってインターネットで調べたら、ドイツ国内でも炭酸入りがほとんどなんだとか。

さて、どうしよう?

更に調べていくと、ドイツの水道水はその周辺が白く結晶が残るほど硬いから飲めないとか、水道水に何か(品名を忘れた)を混ぜて軟水にして飲んでる。とか、ドイツの家庭には、どこでもポット型のブリタがあって、それで水道水を濾して料理に使ってる。とか、いろいろな事が書かれていて、いったいドイツ人は毎日どうやって料理しているのか、ますますわからなくなってしまいました。

まさか、ドイツ人は炭酸水で料理したり、紅茶を淹れたりしてる
、、、わけないよね?

そこで、ドイツ在住の日本人女性の[くまさん]にドイツの水事情について教えていただきました。
この方は医学を学んでいるだけあって観察力&分析力に優れた文章を書く方で、ドイツについてのたくさんのサイトの中で一番信頼できそうだったのです。

「ドイツ人は普通、お料理には水道水を使います。買うのはあくまでも生の飲料用。
家庭用浄水器の類も、普通のドイツ人の家庭では見た事がありません。
全般にカルキが強いのですが、特に気にしている様子はありません。
在独の日本人は、フィルターを使っている人が多いようです。」
と親切に教えてくださいました。

とりあえず、炭酸水を沸かして紅茶を作るハメにならなくてホッとしました。
さぁ、ドイツの水道水っぽいものを探さなきゃ!

 

■水探し

ドイツの水は手に入らないので硬度だけでも近いものを探しました。ドイツの水は地域でバラつきはあるけど、だいたい硬度300〜500mg/Lくらい。時々ドイツの炭酸水で硬度1500mg/L以上というのもある。

硬度は数字が多いほど硬い水です。ちなみに日本人が良く知っている「六甲のおいしい水」は硬度84mg/Lの軟水。

そこで用意したのが、この3種類のお水。
Contrex
(硬度1551mg/L)、Vittel(硬度307mg/L)、東京の水道水。

果たして違いは有るものなのでしょうか。

 

■それではさっそく、紅茶を淹れてみましょう!

ペットボトルの水は茶葉が上手くジャンピング出きるように、十分に空気を含ませてから沸かします。
紅茶のパッケージに「3 Minuten」と書いてあるので、キッチリとタイマーで3分間計って蒸らしました。

それでは飲んでみましょう!

 

[ 水道水(東京) ]

色は透明感のある紅茶色。
カップに注ぐと強烈なキャラメルの香り。

KID: うへっ!ものすごいキャラメルのニオイ!

COHARU: 香料にお湯を注いだみたいだね。
紅茶自体の味がしないね。

K: 冷めてきたらキャラメルの匂いが落ち着いてきたけど、
なんかその分、塩素っぽい臭いがツンツンしてきた。


 

[ Vittel (硬度307mg/L) ]

色は濃いめで少し濁っている。

C:表面に油かアク(?)のようなものが少し浮いている。
硬水だから紅茶の何かの成分と反応しているのかな?

K: 香りがとても良いね!おぉ!うまい!味もまろやか〜。

C:ちゃんと紅茶の自体の味がする。旨いね。
水で全然違うもんだね〜!

K: えっ?これ同じ茶葉で淹れたの?!

 

 

[ Contrex (硬度1551mg/L) ]

かなり濁ってる。白濁してる。
見るからにマズそう。

K: 飲むの?これ?

C:変なニオイ〜。う〜。

K: キャラメルのニオイ全然しない!紅茶の味が完全にしないね。

C:マズ〜イ!!!うへぇ〜!錆びたヤカンで沸かし過ぎたお湯みたい。

 


 

■結果

写真左から、Contrex (硬度1551mg/L)、Vittel(硬度307mg/L)、水道水で淹れた紅茶。
左のふたつが濁っているのが写真でわかるかなぁ?実際にはかなりハッキリわかるんだけど。

   
香り
印象
水道水

・ キレイな紅茶色
・透明感がある

・着香されたキャラメルの香りが
非常に強く出過ぎる
・冷めると塩素っぽい臭い
・紅茶の味がほとんど
感じられない
・紅茶らしきもの
Vittel
(硬度307mg/L)

・濃いめの色
・やや濁っている

・やわらかで、程よい
キャラメルの香り
・まろやか
・旨い
・とても旨い
Contrex
(硬度1551mg/L)
・かなり濁っている、
・透明感無し
・香りがしない ・紅茶の味が全く感じられない ・ひどくマズイ
■まとめ

ドイツの紅茶、深みがあって、おいしかったです!

実験するまでは、水の違いだけで、正直こんなにあからさまに違うとは思ってなかった。色も違うし、味も、KIDが違う茶葉で淹れたのだと思っていたくらいに、かなり違います。

紅茶自体の香りだけでなく着香されたキャラメルの強さも全然違うから不思議。 水道水(軟水)で淹れると、強烈過ぎた香料のニオイが、
ドイツの硬度に近い水で淹れると不思議とおだやかになりました。
水の硬度が香料にも作用するというのが意外でした。 東京の水道水で淹れると色はキレイだけど、味はいまいちでした。
ドイツの硬度に近いVittelは抜群においしい紅茶ができました。
海外ブランドの現地国内向けの商品は、その国の水で淹れるのが一番ですね。海外ブランドの紅茶でも日本向けに輸出されたものは日本の水に合わせて調合してあるので、自宅の水道水で淹れても大丈夫です。
それにしても、水でこんなに違うのなら、お気に入りの紅茶が手に入った時はどこの水で淹れたらおいしいのか実験してみたくなります。(笑)
余談ですが、カルピスは軟水よりも冷たいエビアンで割るのが一番旨いですよ!

 

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