2007年6月 特別企画[ザ・現場]映画撮影現場レポート

 

 

今回の現場は映画撮影現場だ!

山本兵衛監督とワタシ達が初めて出会ったのは今年の春。

ニューヨークで活動する山本兵衛監督は次作の短編映画を東京で撮ると言う。過去の作品は全てアメリカで撮影されていて、日本での撮影は初めてなんだとか。

面白そうなのでスグに「協力するよ〜」と約束。

数日後に渋谷で、過去の作品を上映するというので、マウンテンバイクを漕いで行ってみた。予想をはるかに超えて、めちゃくちゃ素敵な短編映画!ワタシ達はいっぺんで気に入っちゃった!

協力するといっても、コウチャリンコのワタシ達に映画が撮れるわけは無い。ワタシは役者さんやスタッフのみなさんに食事を提供するクラフトサービスとして。相棒KIDは撮影風景や映画のシーンを写真に撮るスチルカメラマンとして、参加しました。

 

ふたりの女性のエピソード

今回の短編映画はふたりの女性のお話。
出演することに決まった主役の前田綾花さんと、菜葉菜さん。
ふたりとも頭ちっちゃくて、かわい〜!!!!

恭子役 / 前田綾花さん
「真夜中の弥次さん喜多さん」「BORDER LINE」「2番面の彼女」などに出演

利恵役 / 菜葉菜さん
「YUMENO」「コワイ女」「夢の中へ」「THE GRUDGE 2 呪怨2」などに出演

 

舞台は新宿

撮影初日はあいにくの大雨。その雨の中、都庁の都民広場で撮影。
石原都知事になってから、敷地内で映画撮影の許可がでるようになったんだって。

ビル風も強いし、超寒〜い。
だけど、そんなことは言っていられません。都庁職員の方が見守る中、どんどん撮影は進む。

 

 

 

 

恭子のお部屋

恭子のお部屋という設定で、アパートの一室を借りて撮影。
雑誌[ TITLE ]でも取り上げられたこともあるそうで、かなり素敵なお部屋。

外はどしゃぶりの大雨だけど、照明さんがテクニックを駆使して、
陽の光が差し込む明るい部屋を演出。スゴイ!!

 

朝の撮影

外で映画の撮影していると、興味深そうに声を掛けてくるのは60代以上の方が多い。
石原裕次郎とか加山雄三に憧れた世代だからなのかな。

映画撮影といえば、誰でも思い浮かぶのがカチンコだよね。(笑)
これをカチンと鳴らすのは監督ではなく、監督助手のお仕事。

朝なので食べる元気が無いと言っていた前田綾花さん。
でもカメラが回れば完璧に役に入り込む。女優魂!

 

レストランで撮影

今度の撮影場所はレストラン。特に控室があるわけではないので、どこでもメイクルームになっちゃう。
衣装を着て髪やメイクをしていくうちに、菜葉菜さんから、役の[利恵]に変わっていくから不思議。

 

 

 

 

DollyとKey Grip

ドリーと言うのはカメラで撮影しながら移動させる機材のこと。キー・グリップはそれを操作する人(チーフ)。覚えたての言葉は使ってみたい。(笑)

小さなレストランに総勢約20名がひしめき合って仕事をしているからスゴイ熱気。
しかも撮影中は録音にノイズが入るので、エアコンも換気扇もオフ!

綾花さんの超長いセリフのシーン。
レールを敷いてカメラをゆっくり移動させながらの撮影。この動力は人間なのだ。
超ゆっくり、しかも滑らかに動かすのは至難の業。
スニーカーが鳴らないように靴を脱いで押していました。
「お陰で良い映像が撮れた!」と、 山本兵衛監督も絶賛していました。

 

揺れる想い

前田綾花さんと菜葉菜さんは、それぞれに違った魅力があるふたり。
演じているのをモニターで観ていると、ふたりの世界に引き込まれました。
あ〜、早く映画の完成が観たい!そしてみんなに観てもらいたい!

 

 

 

 

コウチャリンコ的(?)クラフトサービス

山本兵衛監督はアメリカで活動していたこともあり、今回の撮影現場でもクラフトサービスを設置しました。撮影の合間に常時コーヒーが飲めたり軽食が食べられます。日本の撮影現場ではそういうのは無くて、食事はコンビニなんかでお弁当を買ってきたりするんだそうです。

コーヒーも準備したけど、コウチャリンコとしては皆に美味しい紅茶を飲んでもらいたい!
紅茶は青山ティファクトリーのディンブラ(セイロンティー)を約2リットル分淹れて、
その日の朝に買った新鮮な牛乳を500mlのステンレスボトルに詰めて、撮影現場で本格的なミルクティーが飲めるように準備しました。
役者さんにもスタッフさん達にもミルクティー、大好評でしたよ!

クラフトサービスを手伝ってくれたルカさんお手製のサンドイッチは昆布の隠し味が効いててめちゃめちゃ美味しかった!
写真に写っているものの他にも、コーヒー、紅茶、冷たいドリンク、マフィン、お団子、シュークリーム、モロゾフのプリン、ゼリー、アメリカンチェリーなどなど。準備した以外にも差し入れがあったりして、とにかく何でもあった。

毎日、撮影が終わった後にビールが出た。(出した。)クルマの人は缶ビールお持ち帰り。

いつもワタシ達が山でダウンヒルをやる時に使っているアイテムが役立ちました。
大型テントは、控室代わりになったり、撮影機材を大雨から守ったり。着替え用のテントは女優さんの衣装替えに。テーブルの上はクラフトサービス満載。

スタッフさん達に「なんでこんなの個人で持ってるの?」と不思議がられたけど、撮影スタッフなら誰かしら持ってるかと思ってたよ。(笑)
とりあえず、富士見パノラマ行ったら皆持ってるよ。(笑)

(↓ダウンヒルで使っている時の写真 )

ある日のランチは、カレーライスかオムライスのうち好きな方を選べるようにしました。
シェフを撮影現場に呼んで、その場でオムライスを作ってもらいました。
オムライスができあがる度にスタッフから歓声が上がりました。味も抜群!

お弁当には必ず具だくさんのスープをつけました。これはワタシの手作り。
皆に楽しく仕事をしてもらう為に、疲れがとれて元気が出るように考えたスープです。
新ジャガ・新タマネギを使って作ったトマトの野菜スープは大好評でした。

 

撮影終了!

3日間の撮影は無事終了。シャンパンで乾杯!

これ以外にも撮影場所はありましたが、それは映画を見てのお楽しみ。
山本兵衛監督作品[わたしが沈黙するとき]は世界中の映画祭に出品される予定です。
日本での上映が決まったらコウチャリンコで告知しますね!

 

 

楽しかった〜!

大変だったけど、めちゃめちゃ楽しかった〜!!
役者の前田綾花さんと菜葉菜さん、そして監督のサインを貰っちゃった。
台本についたコーヒーのシミはクラフトサービスを頑張った証拠。
これはワタシの宝物だ〜。

 


素敵な人たちに出会えた。ワタシの方こそ、ありがとう!

 

 
 

Hyoe Yamamoto
脚本・監督 山本兵衛 / プロフィール

高校を中退し、米マサチューセッツ州のノースフィールドマウントハーモン校に入学。卒業後、ニューヨーク大学にて映画製作を学ぶ。

卒業作品にあたる「A GLANCE APART」がニューヨークエキスポ短編映画祭にて、最優秀フィクション賞を受賞。またフランスの国営チャンネルARTE、スカパーチャンネル:シネフィルイマジカにて放映される。

短編2作目「WISDOM DAY」はロッテルダム国際映画祭にて上映され、短編3作目になる「AT NIGHT」はトライベッカ映画祭で上映。

長篇脚本「IN BETWEEN DAYS」を現在準備中。

[作 品]
■ A GLANCE APART
■ WISDOM DAY
■ AT NIGHT

 

 

予告編

YouTubeで[わたしが沈黙するとき]の予告編が観られます。ご覧ください。

[わたしが沈黙するとき]予告編 / You Tube

山本兵衛監督のその他の作品

[AT NIGHT]予告編 / You Tube



[わたしが沈黙するとき]が上映される映画祭

山形国際ムービーフェスティバル(2007年11月 山形 日本)
シネマアジア(2008年4月 アムステルダム オランダ)
トライベッカ映画祭(2008年4月 ニューヨーク アメリカ)
NEWFEST(2008年6月 ニューヨーク アメリカ)
アジアン・アメリカン国際映画祭(2008年7月 ニューヨーク アメリカ)
OUTFEST(2008年7月 ロサンゼルス アメリカ)
パリシネマ(2008年7月 パリ フランス)
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2008年7月 東京 日本)
◆インディパンダ国際短編映画祭(2008年7月末 香港)
◆サンパウロ国際短編映画祭(2008年8月中旬 ブラジル)
◆札幌国際短編映画祭(2008年9月中旬 札幌 日本)
ハンブルグレズビアン&ゲイ映画祭2008年 ドイツ)
◆オリンピア映画祭
2008年 シアトル アメリカ)
◆カメラジャパン
(オランダ)


トライベッカ映画祭(ニューヨーク/2008年4月)

 

 

第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(東京/2008年7月)

審査員特別賞を受賞しました。

 

New!
第3回札幌国際短編映画祭(北海道/2008年9月)

 

New!
東京の映画館で上映されます!

ついに短編映画[わたしが沈黙するとき]が東京の映画館で上映される事になりました。
他に、世界の映画祭で賞を獲得している短編作品も同時上映されます。
お気軽に足をお運びくださいませ!うれしい1ドリンク付き♪

【世界の短編映画〜アジア編】

映画界の登竜門として知られるサンダンスやカンヌなどの世界の映画祭で上映され高い評価を受けた短編をシリーズ上映! 
第一弾はアジアで活躍する監督作品群をセレクト。独創性溢れる短編ならではの面白さを堪能してください!(詳しくはこちら

[上映場所]渋谷アップリンク(東京)→MAP

[上映日時] ※上映は2日間のみです!
 * 9月23日(火) 7:30PM & 9:00PM
 * 9月30日(火) 7:30PM & 9:00PM

[料  金]1000円(1ドリンク付き)

[上映作品]

『respire 呼吸』 (2005年/台湾/15分)
[カンヌ映画祭 コダック短編賞受賞/パリシネマ入選/台北国際映画祭 審査員賞受賞]
SARSウィルスに冒された近未来の台湾。マスク着用を義務づけられた閉鎖的な社会で展開するある高校生の恋。

監督:ウィ・ディン・ホー(Wi Ding Ho)
マレーシア生まれ。ニューヨーク大学で映画を勉強したあと、台湾をベースに活動している。現在、秋撮影予定の初長編監督を準備中。

『SLOWLY SILENTLY』 (2003年/韓国/14分)
[釜山国際映画祭/サンダンス映画祭/モントリオール・ワールドショート入選]
“本質的なものは目には見えない” という『星の王子さま』からの引用で幕を開けるショッキングな映像が展開する実験的な短編作。

監督:ジノ・パーク(Jinoh Park) 
ニューヨーク大学在学当時から数々の短編を監督。サンダンス映画祭に3年連続で招待される。 現在もニューヨークにて活動しており、初長編監督作を編集中。

『わたしが沈黙するとき』 (2007年/日本/18分)
[トライベッカ映画祭/サンパウロ国際短編映画祭/東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 審査員賞受賞]
作家志望の恭子が、付き合って1年になるガールフレンドとの関係に悩みながらも、新しい未来に踏み出す勇気を見つける。

監督:山本兵衛 
ニューヨーク大学卒業後、アメリカの映画配給会社に勤務しながら短編を3本製作。その後、東京にベースを移す。現在、来年撮影予定の長編備中。

(※その他2作品を上映します)


※前田綾花さん、菜葉菜さんの写真掲載は所属事務所の許可を得ています。
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