<< 前のページにモドル

2007年2月 緊急特別企画[ザ・現場]首都高速中央環状新宿線レポート

地下トンネルを歩く!

ー後編ー

 

 

壁の話

ここで、ちょっとだけ、最初に説明を受けた部屋のシールドマシンの模型に戻るね。
そういえば、筒状の穴の内側から、壁をつくるの って難しそうじゃない?
ただセメントを吹きつけただけじゃ、穴が崩れそうだし…。
湾曲した天井に強度のあるものを取り付けるのって、難しそう。

 どうやって湾曲した壁を造るのか ]

さて、どうやって、筒状の穴の内側から壁を造るのだろう?
説明によると、穴を掘り終わってから壁を造る作業が始まるわけではないんだって!

シールドマシンで横穴を掘り進み、掘ってるそばからセグメントを組み立てて壁を造っていくんだって。
掘りつつ、そのスグ後ろで壁を造りつつ、進むらしいよ。

セグメントは約4m位の湾曲したタイル状 のもので、1つで重さ7tもある!
壁を造る専用ロボットが床においてあるセグメントをつかんで、筒状の穴の湾曲に合わせてはめ込み、壁を造るところまでやってくれる。
スゴイ技術だね〜! あ、ロボットって言っても、人型ロボットじゃないからね。

トンネルをよくみると、セグメントが組まれて壁になっているのがわかりますね。

 

途中から壁の素材が変わってる理由

途中から白くて滑らかな壁に変わるところがある。
ちょうど、この真上、地上に大きな建物が道に覆いかぶさるように建ってるので、
さらに壁の強化をしてあるんだって。
この壁は、さっきまでの壁よりも強度が2割増し!!

 

この壁の強度は2割増し↓

 

地下空間の排気ガスは?

 排気ガスはどうするのか  ]

トンネル内の空気の入れ替えや、火災時の煙を排出する「換気所・換気塔」が必要になります。 
環境にやさしい最新技術で換気塔から出る空気に含まれる二酸化窒素と浮遊粒子状物質を除去する為、
低濃度脱硝設備の開発を行い、換気所に設置するんだそうです。

「換気所・換気塔」が、山手通り沿いに、いくつか建つことになります。

 

 

蜂の巣みたいだ

2割増しの強度の壁の内側はこうなってるんだろうな。

 

作業しています

作業をしている音がします。ここら辺は、まだまだ作業途中です。
建設工事には人力が要なんでしょうね。

 

まさに「地図に残る仕事」だよね。
この人達は「あの高速道路は俺達が造った!」と一生言えるもんなぁ。 うらやましいな。

 

 

耐震強度

このトンネルの耐震強度が気になるところ。
阪神大震災級の地震には耐えうる構造になっているそうです。

 

本町立坑

立坑に到着。天井を見上げると、地上の光が入ってきています。
ここの天井から、地上までは、わずか8.5mの厚みしかない!

 

西新宿立坑

本町立坑でUターンして、最初に地下におりた西新宿立坑に戻りました。
歩いた距離は片道760m、往復で1,520mです。

それにしても、このエレベーター、かっこいい。お気に入り。
天井の穴から降りてくる感じがSFっぽい。

 

How much?

さて、首都高速中央環状新宿線(目黒区青葉台4丁目〜板橋区熊野町)11kmを造るのにいくらかかるのでしょうか。
この工事、地下に高速道路を造りながら、山手通りの整備をしながら、
更にライフラインの整備もしているということで、その全てを考えなければなりません。

*地下に高速道路を建設する費用:約7,000億円
*山手通り(約9km)の整備費用:約3,000億円

合計:なんと約1兆円!!

額がデカ過ぎて、リアリティーがありません。 そこで、ザックリ計算すると、1kmあたり1,000億円。
1mあたり約1億円!!!

 

この計画の効果

都市交通の効率化、渋滞緩和&解消、時間短縮、環境改善の効果があると考えられています。
経済的には約1,700 億円の経済効果が見込まれているそうです。

楽しかった!

良いものが見られて、とても楽しかった!本当に貴重な体験ができたと思いました。
この建設に関わったすべての人々の、努力と汗に拍手!

今日のワタシ達の感動:プライスレス

 

<< 前のページにモドル      HOME  >>

 

Copylight(C)2005-2007.[CO:CHARINGCO]All right reserved.