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自転車ごとフェリーに乗っちゃえばいいじゃん。
[ 東京湾一周旅行]

ー中編ー

絶対に見逃さない看板

夢のカレー 

腹減った〜!!!空腹から気をそらしながら黙々と 自転車を漕いで行くと、定食屋さんを発見。
嬉々として近づいて行くと、店の前の駐車場にはクルマが満車状態。店に入ると、満席で入り口に立って待っている人がたくさんいた。連休のせいで急に混んだから店員さん1人では対応しきれていない。

仕方なく、ワタシ達はその定食屋さんをあきらめて、再び自転車を漕ぐ。一度、店を逃すと、なかなか食堂に遭遇しない。こうなると、ますます、お腹が減ってくる。

あ〜!もう何でもイイから、喰いもの屋に遭遇した〜い!!!

そう思っていたとき、物凄い強烈なインパクトの看板が飛び込んできた。

「夢のカレー」

もう、大声で叫んでるようなインパクト!

空腹の限界に達していたワタシ達は、その看板に吸い寄せられるようにフラフラと店に近づいていった。


正直、猛烈な空腹感に襲われていなかったら、あまりに強烈すぎる看板に怖じ気づいて入る勇気はなかった。(笑)

ヤバイんじゃないか〜?

心の奥で信号が点滅している。
しかし、振り返って相棒KIDの顔を見ると「空腹で限界」と書いてあった。一刻の猶予もない。

カレー屋さんの前には、バイクがたくさん停っていて、店の中から、全身を黒革で固めたバイク乗り達がドヤドヤと出てくる。
みんな、こころなしか、笑顔で満足げな表情。
その姿を見て「きっと、大丈夫」と、自分に言い聞かせる。

意表を突かれた!

店内に入る。
看板のインパクトからすると、脂の乗ったオッチャンが力任せにワイルドでコッテリした自己流カレーを作っていそうでしょ。

ところが 「いらっしゃいませ〜」と声を掛けてくれたのは意表を突いてお婆ちゃん。
良く見ると店内を動き回っている3人のウエトレスさんは全員お婆ちゃん。

厨房から出てきたのはシェフのお爺ちゃん。オッチャンじゃなくてハッキリお爺ちゃん。

「もう今日は店閉めたんだけど、まぁ、いいよ。ポークかチキンならできるよ」
「じゃあ、ポークカレーをふたつお願いします!」

スタッフ全員高齢者という想像だにしなかった展開に戸惑うワタシ達。

そばのテーブルを拭いていた[お婆ちゃんウエトレス]がワタシ達に
「その席は日が当たるから、こっちに座る?」と気づかう。
「あ、ここで大丈夫です。」と答えるワタシ達。

しばらくするとまた[お婆ちゃんウエトレス]が
「そこは日が当たるからね〜。可哀想に〜、いいの〜?」
日差しがどうにも気になるらしい。

そして今度は別の[お婆ちゃんウエトレス]がやってきて、細い手でテーブルの上にある魔法瓶を揺すってお冷の量を確認する。
「あら、ちょっとしか無いわねぇ」
すると周囲にある魔法瓶を片っ端から揺りだす。
「あら、どれもちょっとしか無いわねぇ。
じゃあ、1つずつ置いておくからね」

ワタシ達のテーブルには魔法瓶がふたつになった。
大きな魔法瓶が1人1つずつ。あきらかに多い。笑

それを見ていた先程の[お婆ちゃんウエトレス]はテーブルを拭きながら
「可哀想にね〜、日が当たってね〜」

とにかくお婆ちゃん達は全力でもてなしてくれた。


ずっと続いて欲しいカレー屋さん

3人目の[お婆ちゃんウエトレス]がカレーを運んできた。
意外にも洒落た器で登場。かっこいい!またもや意表を突かれる。
しかも本格的なカレーの良い香り!!

しかも旨い!!!
老舗の洋食屋さんのような懐かしい感じ。
子供騙しの甘ったるいカレーではなく、スパイシーで大人のカレー。

マジで旨い!!これ、内房に来たら食べるべき。
カレーライスは旨いし、働き者のお爺ちゃんとお婆ちゃん達が、がんばっている姿を見て勇気が湧きます。
ワタシ達は内房に来たら、また必ず寄るつもり。

本日の最後の客となったワタシ達にカレーを作りおえた[お爺ちゃんシェフ]は、 テレビを見上げながらタバコをプカ〜。ひと仕事終えた棟梁のようだ。かっこいい。ダンディーだ。

そして一服が終わると、イスに座ってゆっくりと大量のタマネギを刻み始めた。
新しい夢のカレーの為に。

夢のカレー:千葉県安房郡鋸南町元名1030

 

恐怖のトンネル

内房の道路事情

千葉県房総半島の東京湾側を内房(うちぼう)、房総半島の太平洋側(東側)を外房という。
金谷港からひたすら海岸線に沿って自転車を漕いだ。

内房の道はとにかく狭い。しかも3連休のせいか、クルマの交通量が多い。
歩道を行く歩行者の姿は房総半島の南端に着くまで一度も見なかった。
クルマの方は、歩行者が出てくる心配も無いし、まさかこんなところを自転車が走っていると思っていないからビュンビュン走っている。コーナーを曲がった先に、自転車がいる可能性なんて想像すらしていない感じ。

ただでさえ狭い車道を自転車で走るのはとても危険。
路肩も狭くて25cm位しかない。歩道は雑草がボーボーに茂っていて、実質30cm位の道幅があれば良い方。
この状況、いつまで続くのかと思ったら、南端の房総フラワーラインまで続く。

その上、トンネルが連続していて、たくさん超えなければならない。そのトンネルが、超恐怖!!!
きっかりクルマ2台分の道幅しかない!!歩道どころか、路肩すら全くないっ!!1cmもない!!
この恐怖のトンネルに入るときは、背中に赤いフラッシャーを点滅させて、祈りながら走り抜けました。ホントに冷や汗もの。

あぁ〜、どうか轢かないでぇ〜!!!


 

この道路の写真↓を見たら、大丈夫じゃん!って思うかもしれないね。
この写真は、やっと落ち着いてシャッターを押す気になった稀な場所で、クルマが途切れるのを待って撮影しました。
他は立ち止まって写真を撮るなんて、危なくてできないのです。

このトンネルの写真の方は、トンネルで何度も怖い思いをしたので、安全に走れそうな広いトンネルを見て嬉しくなって撮影したものです。このタイプは、これが唯一でした。

 

枇杷ソーダって初めてかも

とみうら枇杷倶楽部 

ちょっぴり疲れてきたし、ノドが渇いたので休憩したいなーと思っていたら
とみうら枇杷倶楽部(びわくらぶ)という道の駅の看板が見えたので、左折して寄ってみた。

なかなかキレイで小洒落た場所。
カフェがあって、奥には花の咲く庭に出られるテラス席もある。
この辺りは枇杷(びわ)が名産らしい。せっかくなので枇杷ソーダを飲んでみる。
爽やかな甘味でとてもおいしい。

 

夕日の絶景ポイント

館山湾 

道が海辺に出た。
とても景色が良いので休憩する事にして自転車を降りる。
パームツリーと芝生のあるこの広場は夕日を眺めるのに最高!

 

館山湾(鏡が浦)に夕日が沈んでいきます。
鏡と言う名が付いているだけあって、海が光ってキレイ!

後編に続く>>

 


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